天然石にはクラックや内包物はあってもいいの?

天然石に見られるクラック(ひび状の模様)や内包物は、人工的な加工ではなく自然の中で長い年月をかけて形成された証です。
地圧・温度変化・地層の動きなど、自然環境の影響を受けながら成長した石だからこそ、内部に特徴的な模様が生まれます。
ここでは天然石に含まれるクラックや内包物について解説させていただきます。
クラックや内包物は天然石が本物である証拠
天然石に見られるクラックや内包物は、どのような石でも存在する場合があります。
貴石のように透明度が高く、まったく不純物のない石は宝石として高価になりますが、半貴石の場合はむしろ多少の内包物があるのが普通です。
つまり、クラックやインクルージョンは「偽物ではない」という安心要素でもあり、天然石ならではの味わいを感じられる部分でもあります。
虹の妖精が宿っているといわれるアイリスクォーツ。
水晶内にあるクラックが光の反射や屈折を生み、虹色の輝きを放ちます。
八方に広がる虹は神秘的です。
>>⇒虹入りクリスタル水晶丸玉こちら
水晶の中に木の枝やシダのような模様が内包されたデンドリティッククォーツ水晶
この内包物の模様は酸化マンガンや酸化鉄などの成分が長期間かけて侵入・沈殿しデンドライトという結晶が形成されることで生まれます。
>>デンドリティッククォーツブレスはこちら
内包物が多く入っている石といえば、やはりガーデンクォーツ。
透明な水晶の中に緑の苔のようなクローライトや白の雲母(マイカ)などの鉱物が入り、まるで水晶内に庭園のような景色が見える天然石です。
一つとして同じ模様の石はありません。
>>ガーデン水晶原石
クラックは光の反射を生み、美しい輝きをはなつために必要なもの
クラックがあると「傷がついているようで嫌だ」という人も多く、欠点と思われがちですがそうではありません。
とくにクリスタル水晶やローズクォーツ・シトリンなど、クラックがよくある透明の石では、クラックが光を捉えてキラキラと輝き、まるで内部に虹が宿ったような幻想的な表情を見せます。
人工的に均一な輝きを持たせるのとは違う、自然が作り出した偶然の光こそ、天然石の美しさといえるでしょう。
水晶内部にできた自然のひび割れに光があたりキラキラと輝くクラック水晶ブレス
一粒一粒、光り方が違います。
見る角度によってもいろんな虹が現れます。
>>虹入りクラック水晶ブレスレット
ローズクォーツの中にもクラックがあると光の屈折で虹が生まれます。
一目見ただけでは虹が見えない場合があります。
ローズクォーツを手にした時には、くまなく観察をしてみてください。
>>ハート形ローズクォーツ置物
内包物は唯一無二の表情をみせ、一点物の証を与える
内包物があることで、天然石は一つとして同じ表情を見せません。
たとえ同じ種類・同じ産地の石でも、内包物の入り方で模様はすべて違う表情を見せ、世界に一つだけの天然石が生まれます。
内包物が生む模様は、自然が描いたアートであり、持ち主だけが楽しめる唯一無二のデザインになります。
指輪の中に庭園を閉じ込めたガーデン水晶リング
水晶が成長する過程で他のさまざまな鉱物を取り込み、
幻想的な石に変化します。
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水晶内に七つの鉱物が内包されているセイクリッドセブン
七つの鉱物が絡み合い視覚的な美しさを与えてくれます。
スピリチュアルな意味合いも強い天然石です。
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水晶の中に黒雲母(バイオタイト)が内包された、神秘的な天然石
光の角度で表情を変える煌めきと模様の豊かさは他の石にまさるとも劣らない美しさです。
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クラックや内包物は加工では作れないから自然のアートとして楽しめる
クラックや内包物は、人工的に作ろうとしても同じようには作れません。
自然の環境下で生まれた偶然の積み重ねが、複雑な模様や風景のようなパターンを形成します。
クラックや内包物があることで天然石の味わいを楽しむことが出来るのです。
クリスタル水晶と似たスモーキークォーツにも虹が見られる場合があります。
水晶と同じように、クラックが光の反射や屈折を生み虹が見えるのです。
ダークブラウンに存在する虹は、とてもクールです。
>>⇒虹入りスモーキークォーツはこちら
迫力のあるアメジストドームにもよくよく結晶をみると内包物が含まれている場合があります。
針状の内包物で一般的にはルチルといわれていますが、実はルチルに見えるのはカコクセナイトです。
>>⇒アメジストドームはこちら
これも珍しいものですが、ローズクォーツにデンドリティックが内包されたものです。
一見すると不純物に思われがちですが、よく見ると木の葉のようなデンドリティックが入っている場合があります。
>>⇒ローズクォーツ丸玉はこちら
パワーストーンマニアの間ではクラックや内包物は「欠点ではなく魅力」になる
天然石に詳しい人ほど、クラックや内包物を楽しんだりします。
なぜなら、クラックや内包物を「石の個性」「自然のあかし」と捉える人がおおいからです。
当ショップでも、
「届いたクリスタル水晶に入っていたクラックが美しい」
「ガーデンクォーツの内包物は庭園を閉じ込めたようで魅力的」
という声をいただけることがあります。
天然石ファンの間では貴石のような「完璧さ」を求めるのではなく、「自然が生む個性をどう楽しむか」を求める人の方か多いのです。
とても希少価値のあるタイチンルチルガーデン水晶。
透明度があるタイチンルチルだけでも価値が高いのですが、その中にガーデンも内包されています。
産出量は極めて少なく、自然が生んだ唯一無二の天然石といえます。
>>⇒タイチンルチルガーデンブレスレットはこちら
アゲートが時間をかけて固まっていく沈殿過程で、結晶が模様に見えることがあります。
その内包されている模様がまるで桜の花が咲いたように見えることから名付けられました。
内包物が織りなす奇跡には信じがたいものがあります。
>>⇒チェリーブロッサムアゲート
スピリチュアル界ではクラックや内包物を“特別な意味”として捉えることも
スピリチュアルの世界では、内包物やクラックは自然現象以上の意味を持つとされることがあります。
たとえば、
・「内包物」は石が持つエネルギーの源
・「クラック」は光を取り込み、浄化を助ける
・「特定の模様」は守護や幸運の象徴
など、プラスの意味付けがされることがあります。
もちろん科学的根拠はありませんが、こうした価値観も天然石の楽しみ方のひとつになるのではないでしょうか。
石の表情が持つ奥深さを感じさせ、持ち主にとっての特別な存在になるきっかけにもなります。
まとめ
ほかにもクラックや内包物が含まれている石はたくさんありますが、一部をご紹介させていただきました。
これからも新たな石が発見され、信じられないクラックや希少な鉱物が内包されている天然石が誕生するかもしれません。
天然石が好きな人ほど、クラックや内包物を好みます。
むしろこれらを「石の個性」「自然のあかし」とおもっていただけたら天然石も喜ぶでしょう。
クラックや内包物を毛嫌いせずに、石の表情が本来持つ奥深さを感じ、天然石があなたにとっての特別な存在になるきっかけになってくれたら東昇はうれしいです。




































