国によって違う? 誕生石の秘密
日本の誕生石は2021年(令和3年)に63年ぶりの大改訂が行われ、新たに10種類の石が追加されたことをご存知でしょうか?
実は、あなたが信じて疑わなかった自分の誕生石も、時代とともにこっそり入れ替わっていたり、国によってまったく違う顔を持っていたりするのです。
意外と知らない石たちのドラマチックな歴史と変遷。今回は誕生石についてご紹介します。
誕生石のルーツ
◇古代~中世
誕生石の起源は、旧約聖書「出エジプト記」に登場するユダヤの高僧の胸当てや、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に描かれた12の宝石の記述などがベースにあるとされる説が有力です。
昔の人は、12の星座や月に対応する特別な石に神秘的な力があると信じ、魔除けや幸運を願って身につけていました。
これが何百年もの時間をかけて、ヨーロッパ(特にポーランドなどのユダヤ系宝石商の間など)で「月ごとの守護石」といった民間伝承や占星術と結びついていきました。
昔の人は、12の星座や月に対応する特別な石に神秘的な力があると信じ、魔除けや幸運を願って身につけていました。
これが何百年もの時間をかけて、ヨーロッパ(特にポーランドなどのユダヤ系宝石商の間など)で「月ごとの守護石」といった民間伝承や占星術と結びついていきました。
◇近代のルール化(1912年)
それまで国や地域によってバラバラだったり曖昧だったりした「何月の石をどれにするか」というルールを、1912年にアメリカの宝石商組合が近代的な商業基準として公式に統一、発表しました。
このアメリカの宝石商組合が定めたリストが、日本を含めた世界各国へ「近代的な誕生石」として一気に広がったのです。
このアメリカの宝石商組合が定めたリストが、日本を含めた世界各国へ「近代的な誕生石」として一気に広がったのです。
誕生石は国によって異なる
誕生石は「世界共通のルール」のように思われがちですが、実は国や地域によってラインナップが異なります。
ベースとなっているのはアメリカの基準ですが、そこから各国の文化、歴史、そして「国内での馴染みの深さ」に合わせて独自のアレンジが加えられています。
◇9月の誕生石:イギリスやロシアは…
9月といえば日本では「サファイア」のイメージが定着していますが、イギリスの古い基準などでは、「ラピスラズリ」が9月の誕生石として愛されてきました。
日本国内のお店でも、昔からの基準のままラピスラズリを9月の誕生石として紹介している所があったりします。
近代的な宝石科学が確立される前、人々は「秋の気配が漂う9月には、黄金色や黄緑色の美しい輝き(収穫や実りを思わせる色)がふさわしい」といった、色や季節のイメージを重視して誕生石を決めていました。
その為、現在の感覚では「8月の石」とされるペリドットやそれに類する黄緑色の石が、昔のロシアの伝統的な誕生石では9月のグループとして扱われていたのです。
世界的なベースや公式のルールはあるものの、国や時代、お店によって少しずつ解釈やアレンジが異なるのも、誕生石の奥深いところですね。
日本国内のお店でも、昔からの基準のままラピスラズリを9月の誕生石として紹介している所があったりします。
近代的な宝石科学が確立される前、人々は「秋の気配が漂う9月には、黄金色や黄緑色の美しい輝き(収穫や実りを思わせる色)がふさわしい」といった、色や季節のイメージを重視して誕生石を決めていました。
その為、現在の感覚では「8月の石」とされるペリドットやそれに類する黄緑色の石が、昔のロシアの伝統的な誕生石では9月のグループとして扱われていたのです。
世界的なベースや公式のルールはあるものの、国や時代、お店によって少しずつ解釈やアレンジが異なるのも、誕生石の奥深いところですね。
自分の誕生月以外の石を持ってもいいの?
誕生石は自分の月以外の石を持っても、まったく問題ありません!
むしろ、海外では「自分の生まれ月」に限らず、お守りや魔除けとして好きな石や、その時々の願いに合わせた石を自由に身につける文化が一般的です。
日本でも、直感で惹かれたり、今の自分に必要なパワーをくれる石を選ぶのは、まさにパワーストーンや天然石の楽しみ方そのものです。
ルールにとらわれず、お気に入りの輝きを自由に楽しんでください。
私たちが何気なく身につけている誕生石の背景には、何百年、何千年も前から「石に願いを託したい」と願ってきた人々のロマンが詰まっています。
だからこそ、決まった一つの正解にとらわれる必要はありません。
歴史に思いを馳せながら、直感で心惹かれる輝きを、ぜひあなたの日常のお守りに迎えてみてくださいね。
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